デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

指原莉乃のビジュアル的な解釈【“今の正論”の発生装置で判定機関だと思う】

アイドルについてちっとも詳しくない僕がいうのもあれなのだけど、この人はテレビに出る人として相当高性能な存在になっているんじゃないでしょうか。

視覚的には美人度とか可愛らしさで展開するタイプではないのかもしれないけれど、なんかこう男女問わず安心感とか気安さとか、要は自然と「こちら側」の存在として受け入れられる気配を持った感じだと思うし、何よりトークの受け答えとかコメントとかに現在の新基準的な正しさをキチンと忍ばせている感がすごいなぁと思うわけです。

そういう「意見のストライクゾーン」って、ルールブックに書いてあるようなのじゃなくて、これまでの社会の流れとか歴史とかで醸成される「気配」とか「雰囲気」みたいなヤツである場合が多くて、ゆえにおじさんとかおばさんとか年長層が影響力を持っていた感じが強いのだけど何となく押し付けがましかったり、長く生きてきた事で実はそれぞれのバックボーンの違いも大きいから個々のおじさんおばさん間でも微妙にに違う感じになっていたりすることも多いような気がするっていうか、なんか別の年齢層から見るとそういうのって、ちょっと面倒な感じなんじゃないかと思うんですね。

そういうのを、とても上手に御すやり方をこの人は体現しているっていうのかな。要はそんな気配と戦うんじゃなくて、うまく関係性を作りながらアップデートされた今の世間の気分を内外に伝導しているような気がします。

そんな風に年長層とか社会とかとかの間合いの取り方って、実はなかなか難しいヤツだと思うのだけど、この人はそれをとても上手くやっていて、それってテレビに出る人の性能のひとつでもあると思うのだけど、この人より上手にできている人ってあんまり居ないんじゃないかなぁ。

そこがこの人の性能の本質で、見た目的な要素を消費されるだけに留まらないタレント力に繋がっているような気がするかも。

アイドルについてちっとも詳しくない僕がいうのもあれなのだけど。

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長谷川博己のビジュアル的な解釈【信念とか信条とかに裏打ちされた狂気感が抜群】

今やっているNHKの朝ドラ『まんぷく』の「まんぺいさん」をぐいぐい好演しているこの人は多分、人気俳優の一人としての足場をガシっと固めた感じなんじゃないでしょうか。

僕の印象では『MOZU』とか『シン・ゴジラ』とかでのシリアスな役が多かった気がするのだけど、今回の朝ドラでは比較的カジュアルめな感じを「国民的な枠」で展開できたので実力派の役者さんとしての認知度もグッと広がるんじゃないでしょうか。

ただ、やっぱりこの人の主戦場はシリアスというか、信念とか信条とかに裏打ちされた狂気感を大なり小なり醸し出す役がハマるっていうのかな、本人だけが理解できる明確な理由でおかしな事とか悪い事とかを迷わずに遂行するタイプの人物を演じるのが抜群に上手な人なんだと思います。

そういう意味では今回の「まんぺいさん」もそのタイプではあるのだけど、マイルド化されているっていうんでしょうか、この人の潜在能力をわかりやすく片鱗で示すくらいで見せている感じが、ちょうどいい具合だと思います。つうか、そのくらいにしておかないと朝の枠では強烈すぎちゃうくらいのポテンシャルのような気がします。

いずれにしても、すごく上手で個性的な役者さんだと思うので色んな役ができると思うのだけど、常人離れした強烈な意思を持ったタイプの役には、この人のブレそうもない感じがピッタリだと思うわけです。

あ、そういう意味では幕末あたりの時代劇とかにもハマり役があるのかも。

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新年のごあいさつ【亥年ということでドゥカティ・モンスター】

早いものでこのブログを始めて三年になる模様で、随分続いているなぁと我ながら驚いています。

去年は地震があったり、あれこれ大変でしたが何とか新年を迎えられて、とりあえずホッとしている感じです。

で、新年のごあいさつに何を描こうかなと考えたわけですが、やっぱり描き初めはバイクにしたいので今年は初期のドゥカティのモンスターにしました。

これは伝わるかどうか全然自信がないのだけど、初めて乗った時に「このバイクはメスのイノシシだなぁ」と思ったんですね。まぁタンクの形とかにその気配を感じたってのも、もちろんあるのだけど「ドゥカドゥカドゥカドゥカ!」っと回るエンジンとか、独特のライポジとか、軽いものを振り回す感じのハンドリングとかの乗り味全般にそんな感じを受けたんですね。

日本製の大型オートバイって結構オスの種族が多くて、硬質で攻撃的な要素を感じる事が多いのだけど、これは俊敏でいて優しい感じで、なのに突進力が強いみたいなトコに機械っていうより動物質な手応えを感じた気がします。

あと、やっぱりこのバイク以降、世界のカウルレスのバイクのスタンダードが変化したと思うくらい影響力のあったモデルだと思うし、今見ても、やっぱりカッコいいと思うっていうか僕にとっては、いつも買いたい一台なんです。色はやっぱり赤だな。

 

と、いう感じで今年もどうぞよろしくお願いしますね。

(あ、今回は時間がなかったので、試しにボールペンでわっと描きました。でも特に時短には繋がらなかった気がする)

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新型スズキジムニー JB64【デザイン観測的2018 カーオブザイヤー】

久しぶりに乗り物が描きたいなぁと思っていたら、すっかり年末でカーオブザイヤーの時期だったんですね。

いつも通り、僕なりの今年の一台を考えようと思うわけですが、実は今年はずいぶん前からこれに決めていました。

まぁ、元々ジムニーが好きで「人生最後のクルマはスズキ・ジムニーにしたい」と宣言していたくらいなので、順当というか「そりゃそうだろ」的な話ではあるわけだけど、そのくらい注目していた新型のジムニーには期待も大きかったし、それゆえにキビしい目を向けていたってのもあるわけです。

でも、今回のフルモデルチェンジでは難クセを付けるトコが全然なくて素直に素晴らしいと思ったし、これこそ正に僕が期待していた新型ジムニーそのものだと、とても嬉しくなりました。

おそらく今後、二十年くらいジワジワとアップデートを繰り返しながら生産されると思うので、熟成の進んだ最終型あたりをその頃に買えたら僕は満足だな。

あ、あと僕のバイクオブザイヤーはホンダの「スーパーカブ C125」、ソングオブイヤーは星野源の「アイデア」です。

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岡田将生のビジュアル的な解釈【所作とか色気とかまで身につけちゃった】

この人の事は「ホノカアボーイ」っていう映画で主演しているのを劇場で観たので結構初期から知っていました。

「特に何も起こらない映画だなぁ」と思った覚えがあるのだけど、何だか妙に印象に残っているのは、この人のハンサムぶりと共演だった長谷川潤の美人っぷりのせいだったのかも知れません。

その後も、時折この人の出演作を観てきたような気がするのだけどドラマ「ゆとりですがなにか」なんか、すごく生き生きとしていて上手くて、とても感心したのを覚えています。

で、昨日最終回だったNHKのドラマ「昭和元禄落語心中」でも、この人は主役だったのだけど、これがもうホントに凄くて心底驚きました。

この中でのこの人は、落語家の役なので、もちろん落語は演るし、入門してから名人になっていく半生記でもあるので若い時から老人までを演じたわけなんだけど、落語は見事だし(劇中で時々演った死神なんかマジで凄いと思った)、才能もコンプレックスもある若手時代から、名人といわれる頃になると自分の衰えに恐怖する老落語家までホントにそう見えるってだけじゃなくて、そこに気品とか所作とか色気とかが盛り込まれていて、ハタからみても要素満載の難しい役を丁寧にかつ鮮やかにやってのけたと思いました。役者さんとしては最近で一番驚きましたよ。

「品」とか「色気」とかって最近では失われつつある日本の価値観だと思うのだけど、明確なルールとかがあるわけでもないので解釈がむずかしいものでしょ。単に「とりすましている」だけででは「品」ではないし、「色気」って「セクシー」とか「エロ」とも違うもっと大きな概念だと思うわけなんですが、そういうのをキチンと組み立てて示してくれたと思うわけです。

僕が落語好きだというのはあるとは思うのだけど、このドラマはホントに面白かったというか上質感がすごいというか何回でも観れる作品だったなぁと思うのと同時に、この人の役者としての性能を広く知らしめる機会にもなったんじゃないかなぁと、つくづく思っているところです。

ハンサムで、更にこういう要素まで身につけられると、もうズルいとかじゃなくて、素直に参りましたって感じじゃないかと思うわけです。

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