デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

古田新太のビジュアル的な解釈【この人が出ていると大体間違いないと思える】

今日はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回の日という事で、そう考えると相当さみしい気がします。もう一年くらい続けばいいのになぁ。

新垣結衣星野源をもっと観たい気がするのと、このドラマには悪い人が一人も出てこないので、なんかこう心が疲れた時とかに優しくしてもらっているような気がするんですかね。

そんな中で古田新太の存在感が僕はとても好きで、思えばヒットドラマのあちこちに重要な役でこの人は出てますね。

悪役とか頭の弱い役とか色んなタイプを演じ分ける一方、本人の中の破天荒さが時々透けて見える感じで、この人じゃないと勤まらない役柄として指名されているような気がします。

あ、そうだ「逃げ恥」のスピンオフとしてこの人の視点のドラマをやってくれないかなぁ。深夜の30分くらいで。

f:id:mitosuzukita:20161220172559j:plain

レンジローバー イヴォーク・コンバーチブル【デザイン観測的:2016カーオブザイヤー】

今年は乗り物の当たり年で、カッコいいクルマやバイクがたくさん出た年でした。

クルマでいえば、以前ここで描いたルノー・トゥインゴはやっぱり素敵だなぁと思うし、バイクならホンダのアフリカツインとか、ハーレーのロードスターなんかは自分で買って、きちんと乗ってみたいとホントに思います。

そんな中、時期的にカーオブザイヤーのタイミングなので僕の脳内34名(全部僕だけど)の選考委員と会議を開きまして僕なりの今年を象徴するクルマを考えてみたわけですが、今年はイカすクルマが多かったので紛糾しました。

「やっぱりトゥインゴでいいじゃん」とか「なんかマツダにカッコいいのあったんじゃね?」とかケンケンガクガクでしたが、議長(それも僕だけど)の「それはもう描いちゃったじゃん」の一言で場の雰囲気がおさまり「じゃぁ」ってことで満場一致でこのレンジローバ・イヴォークのコンバーチブルに決まりました、

レンジローバーって昔からコンサバでフォーマルでありながら質実剛健みたいな感じで長い事マジメな町内会長みたいな気配だったと思うのだけど、イヴォークはカジュアルで遊び心があって粋な新しいレンジローバーの一面を作ったと思うんですね。

今も併売している普通の4ドアのイヴォークもとてもカッコ良くて秘かに「一番買いたい四駆」と思っていたのだけど、今年日本でも売り始めたこのコンバーチブルSUVのオープンていう、ありそうでなかった新しい提案になっていて、スタイリングも品がありつつ男前な感じでイカすなぁと思うわけです。

そんなわけで、まだ描いていなかったという理由があるにせよ今年の全僕のカーオブザイヤーはこのクルマです。

f:id:mitosuzukita:20161214202908j:plain

山田孝之のビジュアル的な解釈【ハンサムの下駄を履いていないスゴい俳優】

「勇者ヨシヒコ」シリーズは多分最初から観ていると思うのだけど、この人は上手いっていうよりスゴい役者さんなんだと思います。

他には「闇金ウシジマくん」とか「電車男」とかにも出演しているけど、ホントに「そういう人」に見えるので、きっと演技の能力が並外れて高いんじゃないでしょうか。

ビジュアル的には、もの凄いハンサムなので普通はそれを基盤に「割り増しで評価してもらえるグループ」でやっていけると思うのだけど俳優としてガチでキチンと取り組んでいる気配はもの凄く濃いと思います。

多分、基本的に演技者としてとても優れたOSというか才能が搭載されているので、この人の場合は見た目が蛭子能収みたいでもすごい俳優さんになれるような気がします。

いや、その場合は主役級にはならなかったかもしれないけど。

とにかく、共演すると演技がヘタだとか、古いとか、一本調子だとかバレちゃう中堅~ベテランの役者さんも出てきちゃうような気がするくらいスゴい俳優さんだなぁと思います。

f:id:mitosuzukita:20161207161308j:plain

星野源のビジュアル的な解釈【今モテるのは絶対にこういう人】

先日描いた新垣結衣と共にドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で猛威をふるっているこの人は、多分「キチンとした女の人」方面に今、相当モテる感じな気がします。

演技もするし文章も書くし音楽もやるみたいなトコももちろんだけれど、今回の役柄を別にしても穏やかで茶目っ気がありながら知的で優しそうみたいな「内側の要素」が表面に表れている感じで、見た目のハンサム具合とか男性アイドル的な持ち上げ方を基本にした評価軸ではなくて、より実社会に近い感覚での好感度がぐっと高いんじゃないでしょうか。

これまでのプライムタイムのドラマって、主役級の配役に「どの役柄でもその人本人にしか見えない」系の演者を投入することで、その人の人気とか予定調和的な流れとかで視聴者を囲いこむ感じがセオリーみたいな部分があったと思うのだけど、今回の「逃げ恥」でのこの人はキチンと「プロの独身」のシステムエンジニアに見えるし、たくさん舞台にも出ているだけあって基本的に上手な人なんでしょうね。しかも主題歌(本人による作詞/作曲)もやたらとハマりが良くて耳に心地いい声でしょ。そりゃモテるというか有望感がすごいなぁと思います。

具体的な根拠とかは特にないのだけど、女の人はこういう人を彼氏とか結婚相手にすると幸せになれそうな気がしますよ。

f:id:mitosuzukita:20161129154524j:plain

50年代のシボレー・トラック【犬的に忠実な人類の友】

最初に今回の地震で被害にあった方々にお見舞い申し上げます。以前の大地震も記憶に新しいところで、また大きく揺れてとても怖かったと思います。協力できる事があれば何でもしますので、しばらくは不便かもしれませんがどうか安全に過ごして下さいね。

こういう時にここに何を描いたらいいのかとても悩むのだけど、「忠実な人類の友」みたいなのがいいなぁと思い今回はアメリカのピックアップトラックにしてみました。なんかこう人懐っこくてタフで頼りになりそうな気がする存在だと思ったわけです。

そういえば以前、ある日本メーカーのアメリカ向けピックアップトラックのデザインについて意見を求められた事があったのだけど、そのスケッチはスポーティな感じのカッコいい絵だったので「これは多分ダメだと思います」って答えた覚えがあります。

理由を聞かれたので「これは猫みたいなスタイリングだけど、アメリカのトラックは犬の仲間だと思う」という話をしたら、その時生まれて初めて大人のおじさんの頭の上に大きな「?」が出たのを見ました。

当てずっぽですが、アメリカでピックアップトラックの保険とか税金が優遇されるのは「何かあった時」に乗用車より役に立つ場面がありそうって事を国が認定しているからのような気がするので、そういう構えとか心意気にはやっぱり忠実な「犬型」の気配が大事だと思うわけなんです(僕自身は完全に「猫派」なんですけど)。

物資とか土嚢とか一部の機械とかだって運べるので、とても役に立つ乗り物ということで日本もそんな風にピックアップトラックなんかを優遇したらいいような気がします。

まぁ、そういう場面が起きないのが一番いいんですけど。

f:id:mitosuzukita:20161123161242j:plain