デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

菅田将暉のビジュアル的な解釈【疾走感と危うさで年上にモテる気がする】

この人は今かなりキテる感じなんじゃないでしょうか?

僕が一番最近ドラマで観ていたのは「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で、モデルで覆面作家の大学生っていう一歩間違うと荒唐無稽になりそうな役をイヤミなくクリアに演じていたところですが、とても上手だと思いました。

あと、映画やTVCMでも見かけますし、歌も唄うでしょ。最近の若手俳優としてはかなり守備範囲が広い感じでもあるような気がします。

それと何となくですけど、この人は実は俳優としての活動は全体の一部に過ぎなくて、あくまで「菅田将暉という可能性」を自分で試している感じがするんですね。そういう疾走感と危うさみたいなのがこの人の存在感とか人気の骨格になっているんじゃないかと思うんですが、そういう気配を察知する層がこの人のファン層のコアになっているんじゃないかと思います。

なので完全に当てずっぽですが、年上の女性にモテる感じなんじゃないかなぁと、ちょっと思うわけです。

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※この原画はプレゼント済みです。

浅田真央のビジュアル的な解釈【正に菩薩のようなアスリート】

この人はもう、フィギュアスケートのことをあんまり知らない僕でさえ知っている人なので、日本ではもはや女子のフィギュアスケートそのものみたいな人といえるんでしょうね。

それにしても、26歳で引退っていうのを聞くとフィギュアスケートって多分、競技者としては二十歳くらいまでの人たちを中心にした感じのスポーツなんですね。他の競技なら26歳のルーキーとか結構いたりするような気もするし。

ただ、僕は詳しい事は知らないけどフィギュアスケートって見た目に惑わされるけど、おそらく相当ハードなスポーツで、そのためのトレーニングとか練習とかはめちゃくちゃ厳しいんだろうと思うんですね。だって体幹とか瞬発力とか持久力とか柔軟性とか、あとリズム感とか表現力とか、およそスポーツ選手の身体に求められる要素が全部必要ですもんね。他のスポーツなら例えばその一部だけで済む場合もありそうなのに。

あとやっぱり、この人はコメントとか受け答えとか表情とかに品があって、いわゆる「競技一直線」とか「勝負の世界の人」みたいなギスギス感が感じられないのと、にもかかわらずたくさん成績を出してきたのもあるので押しも押されもしない国民的なヒロインになってきたんだと思います。

もちろん世界的なアスリートなので多分本質的には負けず嫌いだと思うのだけど、そういう要素がネガティブに表面に出てこないトコがきっと人々の心をつかむ要素になっていたりするんじゃないでしょうか。

とにかく、この人はこれから競技者としてのフィギュアスケーターではなくなるかもしれないけど、それ以外の何にでもなれると思うので今後はそれを見ていくフェーズに入ったってことなんじゃないでしょうか。

あ、おそらく妙な政党から出馬要請とかくるけど、そういうのに乗っからない平常心もこの人にはあるような気がしますよね。

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CBR1000RR 【コンサバだけど、ようやく僕の好きなホンダ色になった】

先代モデルは確か10年くらい販売していたと思うので、こういうスーパースポーツモデルとしては異例のロングセラーだったCBR1000RRもようやくフルモデルチェンジしてくれました。

このカテゴリーはレースでも使うので基本設計の古さはそのままレースの順位に影響するので、ここしばらくホンダ系チームは苦労していた様子だったけど、これでなんとか勝負になるのかも知れませんね。

スタイリングについては先行していたヤマハのYZF-R1とかから見ると、かなりコンサバで造形的な見所は少ないのだけど、僕は特にホンダはムリしてカッコで張り合う必要はない思うので、これはこれでいいんじゃないかと思います。

それより、ホンダのスポーツモデルの弱点だったグラフィックが、ようやくちゃんとしてきた感じでそれが僕にはとても喜ばしい感じです。元々ラインナップには必ず赤とか黒とかの単色グラフィックのモデルを用意するのだから、きちんとホンダらしい色をまとった特色モデルはしっかりと、その機種だけじゃなくて「ホンダ」っていうブランドを喚起するようなカラーリングでいて欲しいと思っていたのだけど、なかなかそういう風になっていなくて(長い事、妙にデカいウイングマークをモチーフにしてたりしてたし)、やきもきしたのですがコレはなかなかホンダっぽくていいと思います。

中身的には電子制御の仕掛けのあれこれとかオーリンズのすごそうなサスペンションとか、現代のこのクラスに求められる要素がもりもり搭載されているので、あとはレースで速いところ見せるだけなんじゃないかな。

日本より一足早く開幕したヨーロッパのレースでは、いまだ勝ち星なしっていうか期待よりだいぶ後ろの方にいるのが気掛かりではあるけれど、それでもホンダはきっと何とかすると思います。

ただ、新型モデルのプロモーション的にはデビューするなり勝ちまくりっていうのが理想的ではあったなぁ。

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ANZEN漫才/みやぞんのビジュアル的な解釈【面白くて油断のできない顔】

正に彗星のように現れたような気がするのだけど、この人は今のテレビの画面ですごく目を引く存在になっているんじゃないでしょうか。

トークの切り返しというか瞬発力がすごいなぁと思うのと、やっぱり顔がとてもいいですもんね。こういう存在感は特に男性お笑い芸人さんの中では意外と空席になっていたポジションだったことに、この人を通して気づいたような気がします。

ここしばらくは、お笑い芸人さんてなんていうかこう「付加価値」が結構大事で、高学歴とかグルメとか文化的な活動とか、なんかそういうのをキャラクターとかポジションの基盤とか足しにする傾向があったような気がするのだけど、この人はそういうのじゃなくておもしろい風貌の人が、予測したのと違う角度でおもしろい事をしてくれている感じだと思います。

そういう意味では「これでモテたろ感」とか「お笑いベースで一目置かれたろ感」みたいなのが感じられなくて、清々しくストロングスタイルな「芸人さん」な気がするので、実は平野ノラとかブルゾンちえみあたりのグループとして捉えると僕にはしっくりきたりします。

あと、僕はこの人達のネタがとても好きで「不良のあるある」についての結論が「必ず選挙に行く」という論理の飛躍と説得力にとても感心しましたよ。

投票する事は尊い事だという不文律がくにゃくにゃになった瞬間を見たような気がしましたもん。

僕が単純にリーゼントでギターを弾く人に弱いってだけなのかも知れないんですけどね。

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バンデンプラス プリンセス【小さくて品がある高級車/折り紙に描いてみる・その2】

イギリスには昔たくさん自動車会社があって、それらをグループ化してBMC(ブリティッシュモーターコーポレーション)っていう大きな経営母体を作ったそうで、いわれてみればMINIもオースチン製のヤツやモーリス製のヤツなんかがあったのは、同じグループ会社で同じクルマを別ブランドで販売していたみたいな時期があったからなんですね。

これは、そんなBMC時代の高級車部門のバンデンプラス社が作っていたプリンセスっていう小さな高級車を地でいくようなクルマで、以前は街で時々見かけたのだけど最近は滅多に見かけなくなった気がします。

これもミニ同様、同じBMCグループのウーズレー社やライレー社とかからも、ほぼ同じクルマが販売されていたのだけど、顔とかに結構違いがあって、僕はこのプリンセスが一番ピンと来ます。確かデザインはピニンファリーナじゃなかったかな。

で、前回に引き続き折り紙に絵を描いてみているわけですが、やっぱりボディ色を塗らなくていいのは楽チンですが色の付いた紙にマーカーを塗ると何色になるのか読めないトコに緊張感がありますね。

でも、仕上がりに60年代くらいの謎の外国人が描いたようなイナタい風合いが少し配合されるような気がして、ちょっと面白くて新鮮な感じがしています。どこか自分が描いたとは思えない雰囲気っていうんでしょうかね。

ただ、やっぱりこれもサイン代わりのハンコが全然見えないですね。

そこが惜しいなぁ。

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※この原画はプレゼント済みです。