すっかり年末という感じで、そうなると今年のまとめ的に自分なりのカーオブザイヤーを考える時期なわけですが、今年はあんまり悩まずに、このクルマにしました。あ、スズキの新型スイフトも脳裏には浮かんでいたんだった。
ただ、東京モーターショーでじっくり見たら、このメガーヌはすごく良くできていて、スタイリングも質感もルノーのっていうかフランス車の水準をグッと引き上げた感じだなぁと思ったのと、ルノーブースの人達がとても親切で感じが良かったっていうのも実はポイントだったりします。
確かヨーロッパではこれの更に上級&速い版のメガーヌRSが既に受注開始していて、それもビッグサイトには展示されていて人気が凄かったのだけど、1.8リッターでルノースポール得意の黄色に塗装されたそれは、バケットシートとかが僕にはちょっとエグく感じられて、もう少し「素」に近いこの「GT」の方に好感が持てました。フランスのクルマって居心地のいいシートが美点だと思うので、遠心力と闘う感じよりしっとりとした座り心地のヤツが僕はピンとくるわけなんです。
カタチは「ベーシック」と「先鋭的」の配合具合がちょうどいい塩梅っていうんでしょうか、普段の生活にキチンと馴染みながら、ほんの少し浮いているような気配を品良くまとめてあると思うのだけど、そういうのってやっぱりフランスの会社は上手だなぁと感心しました。
あ、ちなみにバイクオブザイヤーはもちろんカワサキの「Z900RS」で、ソングオブザイヤーは木村カエラの「HOLIDAYS」です。
今年は何だか素敵なモノの多い年でしたね。