デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

ルノー メガーヌGT【デザイン観測的2017カーオブザイヤー】

すっかり年末という感じで、そうなると今年のまとめ的に自分なりのカーオブザイヤーを考える時期なわけですが、今年はあんまり悩まずに、このクルマにしました。あ、スズキの新型スイフトも脳裏には浮かんでいたんだった。

ただ、東京モーターショーでじっくり見たら、このメガーヌはすごく良くできていて、スタイリングも質感もルノーのっていうかフランス車の水準をグッと引き上げた感じだなぁと思ったのと、ルノーブースの人達がとても親切で感じが良かったっていうのも実はポイントだったりします。

確かヨーロッパではこれの更に上級&速い版のメガーヌRSが既に受注開始していて、それもビッグサイトには展示されていて人気が凄かったのだけど、1.8リッターでルノースポール得意の黄色に塗装されたそれは、バケットシートとかが僕にはちょっとエグく感じられて、もう少し「素」に近いこの「GT」の方に好感が持てました。フランスのクルマって居心地のいいシートが美点だと思うので、遠心力と闘う感じよりしっとりとした座り心地のヤツが僕はピンとくるわけなんです。

カタチは「ベーシック」と「先鋭的」の配合具合がちょうどいい塩梅っていうんでしょうか、普段の生活にキチンと馴染みながら、ほんの少し浮いているような気配を品良くまとめてあると思うのだけど、そういうのってやっぱりフランスの会社は上手だなぁと感心しました。

あ、ちなみにバイクオブザイヤーはもちろんカワサキの「Z900RS」で、ソングオブザイヤーは木村カエラの「HOLIDAYS」です。

今年は何だか素敵なモノの多い年でしたね。

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夏帆のビジュアル的な解釈【特別な女優力だと思う】

昨日最終回だったドラマ「監獄のお姫様」は、かなりキチンと観ていたので終わっちゃうのが残念な一方、キチンとスカッと終わったのでさみしいけど、とても満足感が高い感じだったなぁと思っています。

女優陣も豪華で見所の多いドラマだったと思うのだけど、中でもこの人はストーリーの主軸になる重要な役で、もの凄い存在感だったような気がするわけですが、実は僕はこの人がこんなに上手な人だとは最近まで知りませんでした。

最初に驚いたのは、今年の夏にケーブルテレビの日本映画チャンネルで星野源主演の「箱入り息子の恋」っていう映画で、ヒロインの盲目のいい所のお嬢さん役をビックリするくらい鮮やかに演じていたの見た時で、それはもうホントに「うわ、この人はものすごい女優さんなんだなぁ」と衝撃的に感心しました。

多分、ホントは色んな役ができちゃう人なんだと思うのだけど、喜怒哀楽でいうと「哀」寄りの役を引き寄せる感じっていうか周りがそういうのを期待する的な気配を少し感じるかも。

僕は徹底的に「喜」とか「楽」とかのこの人も見てみたい気がするなぁ。

 

あ「怒」はこの人の演技力だとホントにコワそうなので、もう少し僕の方の見る準備ができてからが希望です。

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カワサキZ1【日本の大型バイクの原型というか模範かも/折り紙に描いてみる・その7】

最近これの後継にあたるモデルが発売されて、すごい勢いで売れている模様ですが、やっぱりこのバイクはカワサキのっていうか日本の大型オートバイの原型になるんだと思います。

もちろん他のメーカーにもそういう機種はあるのだけどカワサキの初期の四気筒は四十年くらい経っても「色褪せない」っていうか「現役感がある」っていうか、ずーっと艶っぽいままだと思うんですね。

これって、充分「クラシック」とか「ビンテージ」とかに分類されてていい年代の機種としては他に類を見ない特性だと思うのだけど、大事にしまっておくっていうより今もガンガン走らせるユーザーが多い気がするので、そういう人達の心意気がこのバイクを特別なものにしているに違いないと僕はニラんでいます。

あと、やっぱり造形的にカッコいいのでバイクに興味のある人は大抵好きになっちゃうカタチだと思うのだけど、特にタンクとサイドカバーとテールカウルの関係が密っていうのかな、最近はずっと「男カワサキ」みたいな無骨なイメージの強いメーカーだけど少なくともこの機種ではこの三つの部品をすごく美しく繊細にまとめていたと思います。

で、結局何がいいたいかというと残るモノってやっぱり美しいとかカッコいいってコトなんでしょうね。

僕はそういうバイクがこれからも、たくさん出たらいいと思うんです。

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浅野忠信のビジュアル的な解釈【色々あるけどめげずに進んでいってほしい】

実はこの絵は先週描いてあったのだけど、あれこれドタバタやっている内にここにアップできずにいたんですね。するとその間にこの人のお父さんが逮捕されちゃったというニュースが流れてきて、なんだかこう、とても気の毒というか自分の親の不始末を息子が世間にお詫びするっていうのは、とても悲しい状況だと思うんですね。

ただ、そういうあれこれとは関係なく今やっているドラマ『刑事ゆがみ』は僕にはとても面白くて、特に主演のこの人は強烈な存在感のあるすごい役者さんなんだなぁとあらためて思っているところです。
僕の勝手なイメージとしてはこの人は「映画俳優」という感じで、テレビドラマより映画で観る役者さんのような気がしていたのだけど、今回のドラマではテキトーでいい加減だけど実は鋭い刑事の役を好演しているだけではなくて、共演者とか製作の人達とか要は現場に何かとてもいい影響とか雰囲気とかを醸し出しているような気配を感じるわけなんですね。
もちろん実際のところは僕には分らないのだけど、なんかこうベテランの域に差し掛かった主役級の俳優さんが、いばったり無用な緊張感を発散したりするんじゃなくて、そんな風にいい作品にしていく方向での雰囲気作りとかができるなら、すごくいいと思うわけなんです。
いや、そういうのって別にドラマとかだけじゃなくて、仕事の現場として正しい感じがするっていうか、いいモノを作ったり、いい仕事をする上での近道のような気がするんですね。
この人は、なんかそういうタイプの役者さんなんじゃないかと僕は勝手に思っているので、色々あるけどめげずに進んでいってほしいわけなんです。

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綾瀬はるかのビジュアル的な解釈【この守備領域はこの人だけのポジションの気がする】

最近観ているドラマのひとつが『奥様は、取り扱い注意』なんですが、正に主演はこの人がピッタリだと思います。
最近増えている演技力の底知れなさをほとばしらせるタイプの役者さん達とは違うタイプだけど、画面にこの人が現れると観ている側が心穏やかになるというか独特な平和感を感じるみたいな機能を持っている数少ない女優さんなんじゃないでしょうか。
その辺はアクションシーンの多い今回の作品でもやっぱり共通しているし、この人の守備領域は実はこの人だけが対応できるポジションなんじゃないかと秘かにニラんでいます。
あと、それはもう明らかに美人なのだけど、いわゆる美人の黄金律みたいなのとはちょっと違う構成な気がします。

そういうのに当てはめると逆にわかりにくいというか、この人の本質は「人に緊張感を与えない」とか「排他的な気配がない」みたいな普通、美人が微妙なスパイスとか隠し味的に持っている要素が配合されていないトコにポイントがある美人なんじゃないかな。なんかそんな感じがします。


そういうあれこれのせいなのか、もの凄く大事にされている女優さんの感じがするなぁ。

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