デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

サンドウィッチマンのビジュアル的な解釈【しみ込むように面白い】

この人達は今の芸人さんの中で異彩を放っているというか、とてもいい位置に居るんじゃないかと思います。

基本はコントの人達なんだと思うのだけど漫才的なアプローチもできるし、あとバラエティ番組のフリートークでも独特な磁場を発生させられるっていうんでしょうか、いわゆる「ガヤ」的な存在感ではなくて、この人達独自の世界観をスルっと取り出して見せてくれるような感じがします。あれかな、体格的に大きな感じなのに妙に声を張ったりしないからかな。

あと、この人達ってネタの中とか自分たちの内側にしか毒を吐かないでしょ、近代の芸人さんってどこかに攻撃性みたいな部分を持つ傾向があってスパイス的に毒の要素を使える流派がリードしてきたような気がするのだけど この人達の場合はそういうスタイルとはずいぶん違うタイプなんじゃないかと思います。なんかこう「たたみかける」ようにというより「しみ込む」ように面白い感じっていうんでしょうか。

それと、僕はかなり鮮明に覚えているのだけど東日本大震災の時にこの人達自身も被災者なのに、現地の状況とか必要なモノとかを発信したり、被災地の災害復旧に向けて相当がんばっていたんですよね。

当時、現地からの中継で見たこの人達は自分たち自身も当事者だという事もあって、とてもショックを受けていてヘトヘトで、でもこの局面を何とかしたいという強い意思を発散していたと思います。

そういう背景が今のこの人達にどういう影響をもたらしたのかは分らないのだけど、僕にとってはすごく面白い芸人さんだし、地元への愛情をこんな風に手放しで示せるトコなんかはすごくカッコいいし羨ましいなぁと思うわけなんです。

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初代フォード・マスタング【僕はきっとハンサムなクーペボディに弱いんだな/折り紙に描いてみる・その8】

最近、人物ばかり描いていたので、そろそろ何か乗りものが描きたくなって今日はこのクルマにしました。

 フォードの初代マスタングといえば後ろがハッチバックっぽいスタイルになっているいわゆる「ファストバック」のヤツが一般的なイメージだと思うのだけど1964年のデビュー当時はコンバーチブルと、このハードトップクーペという二つのボディタイプでスタートして、ファストバックはその後追加されたスタイルなだけど、白地に青の二本ラインがボンネットからトランクまで走る伝説のシェルビー/GT350とか、スティーブマックイーンの映画『ブリット』では深緑色のファストバックが鮮やかに大活躍したりしたのもあってマスタングといえばファストバックっていう感じになっていると思うというか僕も長い事そう思っていたのだけど、最近なんだかこのクーペスタイルのマスタングがカッコいい気がしています。

なんかこう、よりクルマらしいシルエットをしている感じがするっていうんでしょうか、まぁ最近はこういうハンサムなクーペボディのクルマが少なくなったので余計にそう思うのかも知れませんけどね。

そういえば、昔はこのクルマのことを「ムスタング」と発音していた気がするのだけどいつの間にか「マスタング」になっていましたね。

フェンダーエレキギターの方は相変わらず「ムスタング」だと思うのだけど、なんかその辺に事情とかあるんでしょうかね?

それにしても、気が付けばここにマスタングを描くのは二回目でした。多分自分で思っている以上に僕はこのクルマが好きなのかも知れませんね。

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石原さとみのビジュアル的な解釈【“持っている”女優さん】

今期『99.9-刑事専門弁護士』の他にキチンと観ているドラマは『アンナチュラル』なんですが、どうやらやっぱり僕はTBSのドラマに弱いみたいです。

主演のこの人の作品は前作の『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(あ、これは日テレだったっけ)も観ていましたし僕の印象としては、この人は早い段階から主役級だったりしたのもあって着々と女優さん街道を進んでいる感じがします。

「演技力が高い」みたいな部分とは別に、すごい美人なのにどこかに何となく観る人との距離感を詰めるみたいな感じの一種の気安さみたいなのがあるような気がするのと、この人のそういう部分を活かすような役を引き寄せる力がある感じがするっていうのかな、そういう好循環が出演作自体の評価にも繋がっている感じがします。

要はハマり役を引き寄せて、その役のハマり方が作品自体のクオリティを更に引き上げるみたいな流れを持っている感じっていうんでしょうか。あ、もしかしたらそういうのをひっくるめたヤツを「持っている」っていうんですかね?

にしても、今回の『アンナチュラル』は僕にはとても面白くて脚本が『逃げるは恥だが役に立つ』野木亜紀子さんだからっていうのも、きっとあるんじゃないかなぁとにらんでます。

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羽生結弦のビジュアル的な解釈【気品があって求道的なヒーロー】

正に、この人は今現在ヒーロー中のヒーローになっているのだと思うのだけど、今回のオリンピック以前からずっと大変な注目を集めながら、継続的に物凄い努力をしてきたんだと思います。

本当のファンの人達はおそらくそういうあれこれを知っているのだと思うのだけど、僕も含めて大きな大会で好結果を出し続けてきたという「点」での理解しかできていない人も多いと思うので、あらためてこの人が続けてきた「線」での努力とかプッシャーとかを考えるとホントに大変だったんだろうなぁと思いますよね。怪我もあったし。

ただ、この人の演技とかコメントとかを見ると、きっと出場選手の中でこの人が最もフィギュアスケートを好きなんだろうなぁと思える一貫性があって、だからこそ沢山努力したりキツいプレッシャーと対峙できたりするんだと思うので、そういう意味ではやっぱり勝つべくして勝つ感じというか、そういう取り組み方が伝わってフィギュアスケート自体に愛されているじゃないかと思います。

ともあれ、この人は「ストイック」っていうより「求道的」な感じがするトコが他の選手と違う感じだなぁと今回つくづく思いましたよ。

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松本潤のビジュアル的な解釈【ハンサムというより美形の人】

今期のドラマも僕には面白いのがいくつかあって、その中でも『99.9/刑事専門弁護士』はかなりキチンと観ています。

これはもう、主演のこの人ありきの作品だと思うというか、この人じゃないと成立しない感じのドラマなんじゃないかと思います。

あと、ストーリーとか絵作りとかに油断ができない感じっていうのかな、何かこうTBSらしい雰囲気が濃くて僕はやっぱりTBSのドラマに好きなのが多いみたいです。

それにしても今や「嵐」のというより「ジャニーズ」の中心プレーヤーのひとりになっているのだと思うのだけど、このドラマでのこの人は超整った顔立ちを基盤にしたハンサム芝居みたいなのじゃなくて、かなり独特な変人をとても上手に演じていると思います。

多分、こういう役こそキレイな顔立ちの人が演じるべきなんだなぁとあらためて発見したような気がするのと、この人の場合そういう事をしてもイヤミ感がにじみ出ないくらい、飛び抜けて整った顔立ちなんだなと思いましたよ。

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