ヤマハはバイクを運転するロボットを出展したりして、先進技術フィーチャーをがんばっていたけど、それよりこのResonator125の方が僕にはピンときました。
アジアでは中堅クラスとして、欧州ではボトムラインとしてニーズのある125ccクラスなのに、いっちゃぁアレだけど市場的にはスクーターの天下になっていて、そのせいもあってか「このクラスのモーターサイクルはチンケでOK」的な意識が幅をきかせてきたんだと思うんですね。
まぁ生産拠点をアジア方面に置くのが基本だったり、安く売らなきゃならない背景なんてのもあるのだとは思うけど、今回のこれはそんな125ccバイクに質感とか所有感を持たせるアプローチだったんじゃないかな。
それって二輪業界的には手薄だったコンセプトだし、うまくできたらグローバルな商品になる可能性も出てくるし、高齢化する日本のバイクユーザーの受け皿にもなれるかもしれませんね。
ホントはヤマハらしく、もっと造形的に攻めたコンセプトモデルを見たかったような気もするのだけど今回の二輪出展全体の中では、がんばってた方なんじゃないかなぁ。