もう、この人はローリングストーンズのギタリストっていうだけではないというか、今や色んなものを超越してロックンロールそのものみたいな存在なんだと思います。
もちろん、ギタリストとしても功績のある人で、オープンチューニングの5弦ギターがトレードマークになっていて、巧さとかではなく独特のリズムとかリフとかをバンドの中にカッコ良く放り込むスタイルでロックギターの(またはロックギタリストの)流儀のひとつを完成させた人なんだと思います。
また、昔っからホントにカリスマ性のある人で、ボーカルのミック・ジャガーに負けず劣らずのストーンズの顔になってるところが凄いというか、今の定義とは少し違うカタチのギターヒーローでもあるような気がします。
その昔、ロックバンドなんて子供の遊びだと思っていた人たちも、まさか70歳を過ぎても第一線で続けられるとは思わなかっただろうし、おそらく本人だってそうなんじゃないかな。
こういう人がいると、よく聞く「おれも、いい年だから、いつまでもバンドとかやってられないんだよ」みたいな話は、あんまり説得力がない感じになっちゃうというか、年齢は色んな事をあきらめる要素ではないのかもしれないような気がしてきますね。
まぁ「売れる/売れない」は別として。