今はシトロエンDSに順位を明け渡したけど、僕が子供の頃から一番カッコいいと思っていたクルマはコレなんです。
コルベットは50年代から現在までカタチは変わりながらも残っている機種で、僕が一番好きなのは「C2」って呼ばれる二代目のヤツ。中でも65~66年型は横のスリットのカタチが一番しっくりくる気がして僕にとってはベストコルベットです。
ホンモノを見るとV8エンジンが載っているとはとても思えないくらいコンパクトで、エクステリアもインテリアも、どこもかしこもカッコいいっていうか「粋」なんですよね。
昔、ロスアンジェルスでコレをシャコタンにして20インチくらいの薄っぺらいタイヤを履かせているのを見た時に、そういうセンスのダサさにあきれたのが僕の中の首位陥落のキッカケなんですけど、それはオーナーが悪かっただけで、このクルマは全く悪くないんです。
いわゆる「アメ車」にはそういう世界観があるのもわかるのだけど、このあたりの年式のヤツでやっちゃダメ。ゼッタイ。
でも、そんな背景が一部にありながらも、カッコの良さではやっぱり群を抜いていると思うし、やっぱりコルベットは特別なんだなぁとも思うわけなんです。