視聴者のドラマ離れがささやかれて随分経つような気がするし、僕自身もほとんどドラマを見なないテレビ生活だったのだけど、最近またよくテレビドラマを観るようになってきました。だって面白いんだもん。
おそらく製作する人達も色々がんばって「作品づくり」っていうより「商品企画」的な展開をしているような気がするのだけど、気が付けば面白いテレビドラマが増えているような気がします。
で、そんな最近の面白いドラマの傾向として共通するのは「恋愛がストーリーの主軸じゃない」「物語設定がぶっ飛んでいる」「登場キャラクターのコントラストがハッキリしている」「脇役陣が固い」「主演がこれまでのイメージと違う役柄」みたいなのがあるような気がしているのだけど、そういうのって以前は23時台とかのドラマのスタイルだったでしょ?それが今やメインストリームの一角になって来ているなら、もしかしたら制作側が視聴者や演者の事をより信用するようになったのかもしれませんね。
多分それが現代的な商品企画のアプローチにつながって来ているような気がします。
あ、それで今クールのドラマで一番気に入っているのは「家売るオンナ」なんですが、これはもう北川景子の当たり役というかハマリ役というか、とにかく他の女優さんでは成立しないくらいしっくりきていると思います。
ものすごい美人なのに、表情が少ない感じの印象があったかも知れないけど、それがむしろ今回の役柄に正にピッタリだし、逆にこのドラマの演技をを通して彼女の微妙な表情の違いを解読できるようになったような気すらします。
もしかしたら、このドラマによって女優としての「もう大丈夫ゾーン」に入ったのかのかもしれません。
つうか「もう大丈夫ゾーン」って何だ?