前回『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の小栗旬を描いたので、そうなるとやっぱりこの人を描かないわけにはいかない流れだと自分で勝手に使命感に駆られた感じですが、この「使命感」を演じたら今一番ハマるのが正にこの人でもあるような気がします。
今回の『CRISIS』でも背景に何か色々あるけどストイックに任務に打ち込む捜査員を好演しているわけですが、それはもうドはまり役といえるくらいの説得力で、この役は多分他の役者さんだと成立しなかっただろうなぁと思います。
これまで喜怒哀楽でいうと「怒」と「哀」を内包した役柄が多いし、最近では意外と少なくなってきた大人の色気をもって悲哀みたいなものを表現できる俳優さんだと思うので、そういうトコが女性人気にも繋がっている感じは分るような気がしますよね。
ただ、僕としては願わくばいつか「喜」とか「楽」を発散するような役柄でのこの人も観てみたい気もします。
この人は笑わない役が多いけど笑顔も素敵なんじゃないかと思うんですね。多分なんとなくですけど。