この人とは同時期に同じ場所にいる機会が時々あったので、なんだか妙に親近感が湧いて、以来ずっと応援しています。
ホンダでmotoGPのチャンピオンを獲得した時は、もの凄く嬉しかったのをハッキリ覚えていますし、バイクの世界グランプリってやっぱりヨーロッパ人のものなので、アメリカ人のこの人がタイトルを獲得するのってとても大変だったと思うわけです。
何しろ他のライダーは小排気量から徐々にステップアップしてきているので各サーキットの経験も豊富な一方、これまでのアメリカンライダーの習わしなのか、この人もいきなりグランプリの最高峰クラスに参戦してきたわけですからそれはもう大変だったろうなと思います。
で、またグランプリのレーススタイルって結構ネチっこいトコがあるのだけど、そんな中この人は正々堂々とレースをするタイプで、多分それは性格的なものなんだと思うのだけど、アグレッシブでありながらフェアでクリーンなレーススタイルは自分が真剣に取り組んでいるスポーツ全部に対して敬意を示していたんだと思うというか、とにかく超ナイスガイなわけです。
とてもハンサムだし、今取り組んでいるSBKのチャンピオンを獲得した後、いつか引退したらホンダのブランド大使になってバイクレースの素晴らしさを広めてくれたらいいと僕は心底願っています。
と、ここまで書いていたらトレーニング中の自転車事故で入院中だったこの人の訃報が届いてしまいました。
今回の記事はお見舞いとか応援の予定だったので復帰を願って全部現在形で書いていますが、過去形に直すのは嫌なのでこのまま進めていきますね。
とにかく僕は追悼の記事とかは書きたくないのと、大事なヒーローを失った実感が固まりで流れ込むのは困るんです。
絵に書いたハッシュタグは世界中の「ニッキーがんばれ!」の表れだったので、最後に「kentuckykid4ever」を書き加えなくてはならないのが本当に本当にさみしかったなぁ。
※この原画はプレゼント済みです。