この人達を初めて観たのは「ゴッドタン」の「この若手知ってんのか?」企画だったと思うのだけど、それって確か去年の話だったと思うので、ものすごい勢いで売れてきている感じだと思います。
ネタも、もちろんとても面白いと思うしトークのやり取りにも独特の空気感があって、なんかこう「新しい新しさ」みたいなのを感じるコンビだと思うっていうんでしょうか。
漫才コンビって、なんとなく新人でも「新しい古さ」みたいなスタイルが基本だったような気がするのだけど、この人達は、それとは違う印象があるっていうんでしょうか、あ、それって特に「チャラい感じ」とか「パリピ感」みたいな事ではなくて、この二人の関係性が、いわゆる「ボケとツッコミ」とは違って「最終的に否定して落とす」みたいなのを使ずに、この二人の世界だけで解決して行く落ち着き先と、その展開が面白いっていうスタイルな気がするわけなんです。
あと、そのやり取りが平和で優しくて可愛げがあるっていうのがポイントで、そういうスタイルを構成する上でチャラい気配ってとてもマッチするんだなぁと、この人達が示してくれないと気付かなかったってことでもあったと僕は思っています。
それと、トークのやり取りではそういうルックスなのに、とても善良でポジティブな正体が見え隠れする二面性みたいなのが画面に伝わるのと、他の芸人さん達からそういうトコを引き出してもらえる「愛され力」みたいなのを持っている感じが、すごいなぁと思うわけですが、そういうのって練習して身につけるのは難しいやつだと思うので、きっと元々の素養のような気がします。
あ、多分そういうキャラクターが二人揃って漫才をやるってとこが「新しい感じ」の土台になってるんじゃないかな。