デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

芦田愛菜のビジュアル的な解釈【日本で一番ちゃんとした人】

この人は、もう子役出身とかっていう段階をすっかり超越してるってことでいいんじゃないでしょうか。

多分、最初に観たのはドラマ『Mother』で物凄い好演していた頃だと思うのだけど、当時の(今もその気配が残っているけど)子役って子供っていうより大人を小さくした感じの人が多かった気がする一方、この人は圧倒的な子供感を発揮していて、しかもそれが演技の稚拙さにつながらない自肩の強さみたいなのを強烈に感じました。

あと、この人のポテンシャルで感銘を受けたのは番組で嵐とババ抜きをしていた時で、会話や受け答えやババ抜きそのものの取り組み方がタレントとか子役としてじゃなくて普通の子供としてキチンとしていて、且つものすごく可愛い感じで「そりゃ売れるに決まっている」と思いました。

ただ、この「子役出身」ってなかなか振りほどけない足枷でもあって、成長と共に取り扱いに手を焼く設定になっちゃう場面もたくさんあるというか、そういうので調子を崩しちゃう前例もたくさんあったと思うのだけど、ものすごくスムーズに「芦田愛菜5歳」から「芦田愛菜16歳」に移行できている気がします。

あ、それとせっかく高校生になったのにそれをフィーチャーする気配も全然ないのがすごいなぁと思うんですね、いやこの年齢の活動方針として女子高生って結構な価値トッピングというか、大書きしたい特性だっりする人も多いと思うのだけど、そういうのを活用する気配も全然なくて、あくまで芦田愛菜という個人として存在しているでしょ。そういうトコがこの人の特別感なんじゃないかなと思っています。

あと、何より話しぶりとか振る舞いの品の良さというか、そういう「ちゃんとした感」は相当な大人も含めても日本でトップクラスの存在になっているような気がします。

もし、会うことがあっても僕はタメ口を使えない自信がありますよ。

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ルノー•4(キャトル)【正にフランス車らしいクルマ/包装紙に描いてみる•その1】

しばらく、ここに乗り物を描いていなかったのを思い出したら、なんだかそわそわしてきたので慌ててクルマを描いてみました。

これは、以前はけっこう街で見掛けたのに、最近はほとんど見掛けなくなっちゃった気がするのだけど、実用的で洒落ていて正にフランス車らしいクルマだと思います。

30年以上作られていたヒット作で、サイズ的にもカタチ的にも、とても理にかなった大衆車だと思うし、こういう優しそうな気配のクルマって大事っつうか街に必要だと思うわけです。

あ、あと乗り物を描きたくなった理由のもう一つは、何が包まれていたのか忘れちゃったのだけど妙にいい感じの包装紙が出てきて、これに絵を描いたら、ちょっと変わった風合いになるんじゃないかとピンときて試してみたかったわけなんですが、風合いはともかくなかなか描きやすくて気に入りました。

でも、元が包装紙なので、紙の名前はわからないし、手持ち分も切れっ端がちょっとあるだけなのでレギュラー化はムリなのだけど、紙が変わるだけで新鮮な感覚があるもんなんだなぁと発見しました。

で結局、何がいいたいかというと、こういうクルマがたくさん走っている世界はアオリ運転とかがグッと少ないんじゃないかと思うんですよ。

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長瀬智也のビジュアル的な解釈【日本のトップハンサムで趣味人】

僕はこの人は日本のトップハンサムのひとりだと思うので、その内ここに描こうと思っていたのだけど、僕はハンサムとか美人を描くのがどうも苦手みたいでグズグズしている内に来年ジャニーズ事務所を退所するというニュースを聞いて慌てましたよ。

まぁ僕が慌ててもしょうがないというか、詳しい人によると元々事務所を離れる方向の噂はあったそうなので、僕ほど慌てた人はそんなに多くないみたいなんですけどね。

考えてみると、僕はこの人のドラマとか映画とか結構見ていて、でもやっぱり一番印象的なのは『池袋ウエストゲートパーク』の「マコっちゃん」なんですね。ものすごく瑞々しくイマドキ感を発散していて正にハマリ役だなぁと思ったのをよく覚えています。

あと、この人乗り物好きでしょ、クルマとかバイクの趣味が良くて、見せびらかすような高級車とかじゃなくて古いアメ車とかナックルヘッドのハーレーとかを好んだりして、その辺もいわゆる芸能人感っていうより趣味人的な気配で、そういうトコなんかもいわれてみたら確かに、いわゆるジャニーズ的ではないのかもなぁとか思うっちゃ思うのだけど、僕は俳優としてのこの人も好きなので裏方的な方向へのシフトっていうのは、かなり寂しい感じなんですね。

ただ多分、画面から見える部分以外の「基本」のトコにある、この人の本質には多分「趣味人」としての志向がしっかりとあるんじゃないかなぁとも思うわけです。

で、確かにこの人のそういう部分にも、とても興味があるので、そんなフィールドを開拓していくっていうのは、きっとのびのびとやれる感じなのかもなぁなんて思ったりするわけですが、ここまで書いてふと気がついたのだけど、新しいタイプの所ジョージさん的な感じになってくんじゃないかな?

そう考えると、それはそれで楽しみな気もするわけですが、どうすかね?

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カズレーザーのビジュアル的な解釈【世の中の新しい解釈を担当している】

メイプル超合金として登場して以来、独特なスタイルでとても好きな人たちなんですが、最初はシュールでパンクでアンダーグラウンドな感じの芸人さんだと思っていたんですね。ネタ的にもそんな気配が濃くて、なんていうかこう新しい流派を開拓している感じだなぁと思ったわけなんです。

その一方で、ピンで活動する時にこぼれ出るこの人の頭の良さとか発想の豊かさとか合理的な思想とかが注目されるようになって、今や芸人さんとしてだけじゃなくて世の中の出来事の解釈を担当している感じにもなっている気がします。しかもそれがこれまでの慣習とか世間の気分とかとは違う独特な解釈で、なのにキチンと腑に落ちるというか説得力がとても強力なところがポイントなんじゃないかと思うんですね。

今や芸人さんが意見をいうこと自体は特別なことではなくなったとは思うのだけど、意外と自分のキャラクターの表現としての活動に見えたり、ムリに背伸びをして文化人方面の立ち位置を確保しようとしていたり的な気配になっちゃうこともあったりする気がするのだけれど、この人にはそういうあぶなっかしさを全然感じないというか、自分の意見に対する世間の反応とかに期待もしていないし恐れてもいない感じが清々しいと思うわけなんです。

にもかかわらず、この人の意見には「あ、いわれてみればそうだな」という成分がけっこうな比率で配合されていて、ハッと気付かされる事も少なくなくて、でもちゃんと笑いにも着地させられるトコがこの人の存在感を特別なものにしているんじゃないかと思うわけなんです。

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佐藤栞里のビジュアル的な解釈【平和の使者といっていいんじゃないかな】

この人のテレビの出演者としてのチカラは、なんていうか「独自のカテゴリー」な感じがするわけなんです。

若い女性タレントが受け持つ事になっている要素って「イマドキ」を代表させられたりして、世代間の意識ギャップを浮き彫りにする役目だったりする場面が結構あるような気がするのだけど、それゆえに妙に偏ったり極端だったりするキャラ付けとかラベリングとかされたりしがちなんじゃないかと思うんですね。

そういうのって視聴者に覚えてもらう方策としては昔からある手法だし、それはそれでアリなんだとは思うのだけど「キャラ」にしても「ラベル」にしても、かなり既製品化しているので同時期に似たようなタレントがカブるみたいなことが発生したり、場合によっては時代に消費されるだけになっちゃったりみたいな事もあるような感じもするわけです。

その点、この人はとても独特な気配を持っていて、他の同世代の女性タレントがうっすらと醸し出す、なんていうんだろ「毒」だとちょっと強すぎるから「トゲ」くらいなのかな、要は野心とか過剰な部分とかが全然見当たらない感じで、それでいてキチンと存在感があって同時に「機能としての平和感」とか「場の浄化作用」とかをもたらしているのが独自で新しいなぁと思うわけです。こういう機能を持った人って今まであんまりいなかったと思うし。

そういうトコが多分、所ジョージさんとか有吉弘行さんとか今のテレビの中心プレーヤーにもしっかりとハマっている理由なんじゃないかと思うんですよ。

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