最近発売された、このバイクはとてもホンダらしくていいなぁと思います。
こういうマルチパーパスの機種は世界のオートバイ好きの一定数にきちんと支持されますし、ツーリングユースで最も快適で頼りになるのも多くの人が分かっているんでしょうね。
そういう機械的なタフネスとか品質感ではやっぱりホンダは世界的なブランドなので、そのホンダが久しぶりにアフリカツインを作るというのは、正に「得手に帆かけて」というのにふさわしいんじゃないかと思います。
カタチもとても洗練されたし、フォルクスワーゲンのクルマなんかで有名になったツインクラッチの自動制御マニュアルミッション仕様も投入されたりして、このバイクに合った新しい価値観をうまく仕上げていると思います。
「アフリカツイン」っていうのも、なんか冒険感があってとてもいいネーミングだと思うわけですが、そんな雰囲気で乗るオートバイは、エモーショナルだったり、エキゾチックだったりみたいなカッコ良さじゃなくて、質実剛健な安定感が大事だと思います。
そういうのが、ホンダの得意分野だと思うので、今回のアフリカツインは、そんな点がとてもちょうど良い感じで、使い道の広いオートバイとしてヨーロッパ方面なんかでも良く売れるんじゃないでしょうか。
僕も最近のホンダ車の中で一番買いたい機種です。
ただ、ツーリングには、あんまりというか全然行かないんですけどね。