ドラマ「カルテット」の最終回の余韻の残る中、ようやく描きたかった乗り物を仕上げました。
これは二代目のフォード・マスタングで、中でもレースに使うベース車として用意されたのがBOSSシリーズっていうことだそうで、このBOSS 302はエンジンが小さい方のヤツです。小さいっていっても5000ccくらいあるので今の感覚では十分大きな排気量だと思うのだけど「大きい方」のBOSS 429は7000ccくらいあったので、それから見たら小さいってことなんでしょうね。
で、もちろん僕の好きなクルマの一台なわけですが、それとは関係なく先日ふと、昔どこかで見た「いすゞ・ベレット」のデザインスケッチの事を思い出して、それは黒い紙に白いペンとかパステルで描かれて、なんかカッコ良くてクールに見えたんですね。
聞くと、普通のスケッチは基本的に白い紙に陰を描いていくのだけど、黒い紙に光を描いていく手法が昔は結構使われていて、そうすると描いたり塗ったりする部分が少なくて済むし、ちょっとイカす風合いになったりするということをその時教えてもらったのを思い出して、それをやってみたくなったわけなんです。
確かに、ペンは三本くらいしか使わなかったし仕上がり時間も早かったのだけど、紙を普通の折り紙にしたのでマーカーの乾きにタイムラグができる感じで手と紙面が汚れます。
でも、確かに風合いがバタ臭くておもしろいので、時々こういう感じのヤツも描いてみようと思いました。折り紙もまだたくさんあるし。
あ、でもこれだとサイン代わりのハンコが全然見えないですね。