先代モデルは確か10年くらい販売していたと思うので、こういうスーパースポーツモデルとしては異例のロングセラーだったCBR1000RRもようやくフルモデルチェンジしてくれました。
このカテゴリーはレースでも使うので基本設計の古さはそのままレースの順位に影響するので、ここしばらくホンダ系チームは苦労していた様子だったけど、これでなんとか勝負になるのかも知れませんね。
スタイリングについては先行していたヤマハのYZF-R1とかから見ると、かなりコンサバで造形的な見所は少ないのだけど、僕は特にホンダはムリしてカッコで張り合う必要はない思うので、これはこれでいいんじゃないかと思います。
それより、ホンダのスポーツモデルの弱点だったグラフィックが、ようやくちゃんとしてきた感じでそれが僕にはとても喜ばしい感じです。元々ラインナップには必ず赤とか黒とかの単色グラフィックのモデルを用意するのだから、きちんとホンダらしい色をまとった特色モデルはしっかりと、その機種だけじゃなくて「ホンダ」っていうブランドを喚起するようなカラーリングでいて欲しいと思っていたのだけど、なかなかそういう風になっていなくて(長い事、妙にデカいウイングマークをモチーフにしてたりしてたし)、やきもきしたのですがコレはなかなかホンダっぽくていいと思います。
中身的には電子制御の仕掛けのあれこれとかオーリンズのすごそうなサスペンションとか、現代のこのクラスに求められる要素がもりもり搭載されているので、あとはレースで速いところ見せるだけなんじゃないかな。
日本より一足早く開幕したヨーロッパのレースでは、いまだ勝ち星なしっていうか期待よりだいぶ後ろの方にいるのが気掛かりではあるけれど、それでもホンダはきっと何とかすると思います。
ただ、新型モデルのプロモーション的にはデビューするなり勝ちまくりっていうのが理想的ではあったなぁ。