デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

広瀬アリスのビジュアル的な解釈【喜怒哀楽のレンジが広い】

先日、滝藤賢一さんを描いたので、同じ『探偵が早すぎる』つながりで、そりゃやっぱりこの人も描いちゃうわけです。

NHKの朝ドラ『わろてんか』でびっくりするほど好演していたと思ったら、今回の『探偵が早すぎる』では5兆円(!)を相続したことで次々と妙な方法で命を狙われるヒロインに見事にハマっていて、この人はもうコメディエンヌとしての立ち位置を確立した感じじゃないでしょうか。

美人であることに全く異論はないのだけど、これまでのコメディをこなす主役級の女優さんって「優しいそう」とか「可愛らしい」とか、なんかこう「とっつきやすそうな犬系」の美人が担当するのが基本だった気がするのだけど、この人はどこか「キツそう」とか「芯が強い」とかみたいな「ソリッドな猫系」のタイプな感じがして、そういう意味で新しいタイプのポジションを作ったような気がします。

こういう存在感の人って意外と居なかったというか、古い慣習としてクールな美人はシリアスな役を担当する的な不文律が結構色濃くあったような気がするのだけど、この人は「喜怒哀楽のレンジが広い美人は面白い」というのを体現しているような気がします。

多分、観る人たちもそういう予定調和的なキャスティングとか芝居だと、もひとつリアル感が足りないというかパンチに欠ける風に感じる傾向が出てきているのかもしれませんよね。もしかすると。

そんなわけで、この人は、これからどんどん独特でユニークな女優さんになったりするような予感がするわけなんです。

なんかこう、いい感じにリアルでしょこの人。

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