実は僕はこの人をキチンと認識したのがドラマ『ゆとりですがなにか』あたりからなので、だいぶ最近知ったクチなわけですが、このドラマでのこの人はホントに好演していて「すごく上手な女優さんだったんだなぁ」と、とても驚いたのをかなり鮮明に覚えています。
その後も、評価の高い映画で色んな役を演じて、着々と実力派女優になっていて演技力ではおそらく相当信頼されているポジションに居るんじゃないかと思います。
今、やっているNHKの朝ドラ『まんぷく』ではヒロインの「ふくちゃん」を演じていますが、これももう、もの凄く上手で感心したというか恐れ入ったという感じで毎日観ています。ストーリーが面白いっていうのももちろんなのだけど、なんかこうとにかく「安心して観ていられる感」がすごいって感じがするんですね。
元々NHKの朝ドラって若手女優のプロモーションの場としての機能があったような気がするのだけど、それゆえに演技に不安というかスリルというか、そういう微妙な気配が見え隠れする瞬間があって、それを初々しさと変換して観る作法みたいなのがあったと思うのだけど、今回の「まんぷく」では中心となるこの人自身の性能が高いせいか、そういう労力なしで話にだけ没入できるクオリティ感を感じるわけです。
つうか、正確にいえば、朝ドラでこの人を観る事で今まで脳内のバックグラウンドで朝ドラ用の変換アプリが起動していた事に気が付いたって感じでしょうか。
そういう意味では、かなりエポックメイキングな女優さんでありキャスティングだなぁと思うのだけど、そもそもこの人は、なんでもハマり役にできちゃう素地があったので、この人の演技の力に安心して乗っかってストーリーの中にいざなってもらえばいいんだなと思うというか、そういうチカラのある希有な女優さんなんだなぁと、あらためて思いましたよ。
あ、それと地震とか引越しとかでお休みしておりました僕のライフワークのハンコ屋さん(そういえば「まんぷく」でも一時ハンコ屋さんをやってたな)ハンコプラネットが、ようやく再開できました。もう、とにかくやる気が大変なことになっていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ご心配いただいた皆さん、どうもありがとうございます。