デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

ダウンタウンのビジュアル的な解釈【局面に対応する性能】

だいぶ昔の話ではあるのだけれど、この人たちには仕事で2~3回お会いした事があって、とても嬉しかったのを覚えています。
その頃は、まだ現•吉本興行社長の岡本さんがマネージャーで松本さんがツヤ消し黒のカマロ、浜田さんが茶色のセドリック(多分)かなんかに乗っていたような気がします。
当時から僕はこの人たちがとても好きで、なんかこう「笑い」のフェーズをガラっと変えちゃうチカラを発散している感じがしたというか「面白い」という事の定義を新しく作り出すようなオリジナリティとか体幹筋の強さみたいなものを感じていたわけなんですね。
なんていうか、それ以前はざっくりいうと「笑い」って「滑稽」の要素を主成分にするのが王道とか主流だった気がするし、今もその流れ自体はしっかり残っているとも思うのだけれど、この人たちには、そういう方向のいわゆるギャグとかキメのフレーズを使わずに笑いを展開できる足腰の強さみたいなものがあって、そりゃフリートークとかMCとか局面に対応する性能が飛び抜けているわけなんだなぁと思いました。

あと、そんな名刺代わりのギャグとかフレーズみたいなものを全然持っていない一方で、この人たちから浸透した言葉が今や沢山ある気がするのだけど例えば「寒い」とか「滑る」とか「ドヤ顔」とか、あと今やすっかり標準語化している「めっちゃ」とかも僕の観測ではダウンタウンが発生源だった気がするので、そういう意味でも、この人たちが時代とか文化にもたらした影響ってとても大きいし、そういうあれこれのおかげで「笑い」のストライクゾーンっていうか観る側の受信力を拡げてくれた感じが僕なんかはするんですね。

あ、仕事でご一緒した時のエピソードは僕がいつかノーベル賞かなんかを受賞してワイドナショーとかにゲスト出演した時に、あれこれ尾ひれ尾を付けてお話ししたいなぁと思っています。3000年くらいかかるかも知れないけれど。