デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

相葉雅紀のビジュアル的な解釈【観る側との距離を繋ぐチカラを持っている】

アイドルに詳しくない僕がいうのもアレなのだけど、この人は実はスタイルがめちゃくちゃいいでしょ?ステージ映えするっていうのかな、とにかく「演者」としての外見的な要素をガシっと備えている人なんじゃないかと思います。

もちろんジャニーズの大看板的なグループのメンバーなので、カッコいいに決まっているわけだけど、その中でも相当シュッとした体型とか骨格の人だと思うんですね。しかも、そのグループ内でのポジションが独特で重要なものになっているっていうのかな、スターと観る側の距離をうまく繋ぐチカラを発揮している気がするわけなんです。

嵐って、もう長い事スーパースターだと思うのだけど「遠くに行き過ぎない感じ」がちゃんとあるグループっていうのかな、それってメンバーそれぞれの個性とか活動とかの評価でもあると思うのだけど、この人の存在感も大きい気がするわけなんです。

なんていうかこう、スターなのに「純」で「善」な気配がにじみ出ているっていうのかな。そういう個性って観る人に歩み寄らせる求心力みたいなものに繋がると思うのだけど今も昔もそういうタイプの男性スターって、実はあんまり思いつかないかも。

しかも、それがキャラクターとして構成された感じじゃなくて、元々の性格とか育ちとかによるものとしてキチンと伝わるとこがポイントなんじゃないかな。

今みたいに世の中が大変な時にこういう個性って、みんなをホッとさせる力を持っていると思うし、そんな存在感こそ人々が今のテレビで観たい要素なんじゃないかと思うわけです。そんな人がメンバーにいるのが嵐の構造的な強みのひとつでもあるような気がします。

あ、余談だけど、この人を見るたびに僕の女の子の友だちが近所のおばさんから「あなた相葉くんに似てるわね」と時々いわれるというのを思い出すのだけど、それを聞いた時は「そうかなぁ」と思ったのだけど描いてみると確かに似てるなと思いました。

やっぱり絵に描いてみると発見があるもんなんですね。

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スバル360【クルマの本質的な意味についての純度が高い】

最近気に入っている茶色のペンの攻略も兼ねて、そろそろ何か乗り物が描きたいなぁと思っていたところ、あれこれ考えて、このクルマにしてみました。なんかこう色々大変な時代になってきたので、こういう先駆者的でプリミティブで、でも可愛くて優しくて楽しそうなカタチのクルマがピッタリなんじゃないかと思ったわけなんです。

1958年から販売されて初期のモデルは16馬力しかなかったのだけど、大人が(キツキツでも)4人乗れてモビリティとしての機能をちゃんと果たしているというのは大発明だし、当時の日本市場の経済状態とか気分にピッタリとハマった商品企画だったんじゃないかなぁと思います。

普通の家庭でもなんとか買えて家族で出掛けたり、そういう楽しいシーンにクルマが登場し始めた最初の頃の一台だと思うんですね。

今の基準ではもちろんエンジンのチカラが足りな過ぎたり、エアコンとかパワーステアリングはもちろんABSとか追突予防の装置とかもないので色々とアレなのかもしれないけれど、自動車の根源的な機能はちゃんとあるなぁとあらためて思うわけなんです。

そんな自動車のそもそもの機能とか価値って、一番ベーシックなトコからいうと「徒歩より楽ちん」とか「雨風をしのぎながら移動できる」あたりから始まるんじゃないかと思うのだけど、このクルマはそういうのを見事にクリアして、さらにいくつかのプラスαまで持っていたから工業製品として評価されたんじゃないかと思うんです。で、そのプラスαのひとつは間違いなくこのカタチだったんでしょうね。

一方、クルマっていつからか「付加価値」に向かったので、相対評価っていうのかな他のヤツよりパワーがあるとか快適だとかイバリが効くとかみたいなトコを買う側も作る側も重視する傾向で進化したので、そもそもクルマに求める要素がややこしくなっちゃったんじゃないかと思うわけです。なんかこうカタチも含めて他者への威圧感をにじませた機種が増えたのはそんな理由もあったりするのかなと。

そんな時にこの小さな軽自動車を見ると、クルマの本質的な意味について純度が高いっていうか「付加」したものをどんどん削ぎ落としていった「芯」みたいなものを見せてくれているようでハっとするんですね。

なんかそういうのって、今回のコロナ禍が過ぎた後のモノとか気持ちのあり方の参考になるんじゃないかと、なんなく思うわけなんです。

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佐藤二朗のビジュアル的な解釈【ノイズでありハーモニーだと思う】

この人はいつから僕の観測範囲に登場したのかハッキリとは断言できないのだけれど、パッと思い出しした一番古そうな記憶では映画「20世紀少年」のどれか(二本目かな?)でコワい警察官だったのを観たのを覚えています。多分それ以前にも色々な作品で観ていたと思うし最初から好きな俳優さんなのは間違いないのだけど、僕の場合、特に圧倒的に印象深いのはやっぱりドラマ「勇者ヨシヒコ」でのホトケ役だなぁ。

多分、台本に書かれていないに違いない台詞をじゃんじゃん独特のリズムでアドリブ展開するというこの人のスタイルが遺憾なく発揮されていたっていうか、そういうこの人の個性をこの作品を通じて僕がしっかり理解したんだと思います。

今はドラマ「浦安鉄筋家族」に主演中で、もちろん毎回しっかりと観ていますが、やっぱりこの人の独特なスタイルがとてもハマっていて、こういう色々と大変な時勢に、なんかこうふわっと楽しい気分になるいいドラマだなぁと心底思っています。

こういう役者さんって、起用する側の度量とかが必要な気がするというか、要は脚本とか演出の人のプラン通りに構成したいタイプの現場には呼ばれにくい種族だと思うのだけど、逆にそういう個性とか、それによる化学変化的な効果を求める作品とか監督には「この人じゃないと成立しない」くらいに重用される人なんじゃないかと思うんですね。

ホントにそうなのかどうかは、わからないのだけれどこの人が展開するアドリブ的な台詞や演技ってストーリーの「ノイズ」的に感じる人もいるだろうし、僕みたいにそれがとても好きな人もいると思う一方、それがきちんと作品の中の「ハーモニー」として機能しているのは多分みんなに伝わっているんじゃないかと思うわけです。なんかこう、この人が出ていると奥行きとか広がりとか重さとか軽さとかにリアル感が増すっていうんでしょうか。軽くできる瞬間を作れるから、重いシーンが際立つみたいな感じで。

それって、この人の演技の力と反射神経と、あと多分ですけど役者としての覚悟みたいなものが支えているんじゃないかなぁと僕はニラんでいるわけなんです。

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フワちゃんのビジュアル的な解釈【ノーガードで人間が好きな感じがすごいと思う】

僕は、この人をテレビで観るとなんだか嬉しくなるのだけど、それって「人間が好き」な感じとか「わけへだてがない」感じとかがするからなんじゃないかと最近思いました。共演者の全員に全開の笑顔を向ることができたりコメントの端々にハッピーの要素が入っていたりするのって実は相当チカラのいる生き方だと思うのだけど、この人はそれをスルっとできちゃっている感じで、少なくとも今テレビに出ている人の中では異色の人なんじゃないかと思うんですね。

最近の傾向として割と排他的な気配を活用して若者代表的なポジションを固めようとする手法とか、批判的なものいいで世の中の代弁者的な気配をまとう的なスタイルを使う人が増えている気がするのだけど、要は評価する側としての機能を買って出るタイプの人が主流化してきているというか、そういう人にニーズが多かったんじないかと思うんですね。

で、なるべく賢く見られたいとか意見の発生源としての立ち位置を固めたい的な雰囲気の人が増えたりすると、それが逆に窮屈に感じられる場面も出てくるっていうか「知識がある」とか「見識がある」とかを他者へのキビシさに転用する気配が出たりして、けっこうしんどい時なんかが僕にはあったりするわけなんですね。あ、あとテレビに出ている人じゃないのに「それ的な」雰囲気の人もちょっと増えたりもして。

その点、この人はそういう方向とは全然関係ない独自性みたいなのが感じられて安心するというか、現場で機嫌良くやっているように見せつつ所々にキチンとした他者への優しさみたいなのを配合しつつ、ちゃんと笑いに着地できるっていうのは随分と高度で貴重な個性だと思うわけです。

まぁ、もちろん「賢く見られようとするのが努力でしょ」的なルールが主流な場面では馴染みにくい事とかもあるのかも知れないのだけれど、特に今みたいに大変な時には、この人が体現してる「人間が好き」な感じってとても大事なんじゃないかと思うわけです。

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大島優子のビジュアル的な解釈【天性の女優力の持ち主なのかも】

今日、最終回だったNHKの朝ドラ「スカーレット」は主演の戸田恵梨香さんに僕が弱いっていうのもあるけれど、とても気に入って観ていました。キャスティング的にも松下洸平さんとか林遣都さんとか上手な役者さん揃いで安心してストーリーに乗っかれた感じだったと思います。(最終回はさみしくなっちゃったけど)

で、そんな中とても驚いたのはヒロインの幼なじみ役のこの人で、こんなに上手な女優さんだったのかと、あらためて認識した感じです。

アイドル属性が全然ない僕でも知っているAKB48の中心メンバーで、卒業後は女優として活動していたのは知っていたけれど、全く「元アイドル感」を滲ませずに堂々と鮮やかに女優さんとして機能しているのを多分たくさんの人が認める作品になったんじゃないかなぁ。

いや多分、女優さんをやる上で「元アイドル」って知名度的には助けになる一方で、けっこう色メガネで見られるというか必ずしもプラスに作用するとは限らない場面もあったと思うので、そういう部分でも苦労があったりしたんじゃないかとか、きっと相当がんばったんだろうなぁなんて想像したわけですが、もしかしたら逆で元々「天性の女優力」がある人がアイドルを演じていて、そのクオリティにみんな惹き付けられていたのかもしれないなぁとか思いましたよ。

あと、この人は表情も大きくて演技の守備範囲も広そうでしょ。それにプラスして、今の女優さんの中でポッカリ空いている「コケティッシュ」な気配を持っている気がするので、これからどんどん名女優になっていく気がしています。

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