バイクでツーリングする人を良く見掛けるトコに住んでいるので、この夏も沢山のツーリストを目撃しましたが、確かに最近時々いわれるようにバイクが売れてきているような気がします。
特に目立ったのがヤマハのMT-07とR25、ホンダのCBR250RとCBR250RR、あとカワサキのNinja 250あたりで、やっぱり評判のいい機種はホントに売れているんだなぁと、かなり嬉しくなりました。
バイクの世界って長い間「速いヤツがえらい」とか「デカいヤツがえらい」みたいなトコがあって、小さいバイクの新人は何となく末席に追いやられるみたいな空気感があったような気がするのだけど、今年見掛けたライダーにはそういう妙なシガラミとかシキタリみたいなのが全然感じられない若い人達が多くて、それも大抵一人でツーリングしていて、おまけに社交的でカラっと爽やかな印象の人物が増えていて僕が長い事「もっと、こうだったらいいのになぁ」と思っていたバイク乗りの世界にグッと近づいてくれたような気がします。
あと、驚いたのはカブの増殖ぶりで、やっぱりソロツーリングの人が殆どなのだけど、荷台に荷物をたくさん積んで随分遠くからも下道を駆使してキャンプしながらやってきたりしていました。
やっぱり最新の110ccのクロスカブが多かったけど中には、50ccのリトルカブでソロツーリングしている大学生もいて感心した僕は四国から来たという彼に「すごいねぇ、勇者だねぇ」といったら「自転車で来ている人からみたら全然楽なもんですよ。」と爽やかに答えてくれました。
バイクって、他人と競ったりみたいな部分が楽しいという要素も確かにあるのだけど、それとは別に自分の中の何かに触れたりするための装置でもあるのを分ってくれているようで、こういう話の合う若者に出会うとバイクはまだまだ大丈夫なんだなぁと安心するっていうか心底嬉しくなるわけなんです。
あ、ラーメンでもおごってあげたら良かったな。