東京モーターショーを見学してきました。やっぱりここは日本で一番ちゃんとしたショーだと思いましたし今回も、なかなか見所が多くて僕はとても楽しめました。
何しろ日本は乗り物メーカーがたくさんあって二年に一度、各社の意気込みとかをいっぺんに見る事ができる貴重な機会なわけで、まぁ人によってはドイツとかイタリアのショーが最高だという意見もあるようですが僕は東京モーターショーがとても好きなんです。
事前の噂通り、各自動車メーカーブースの真ん中に展示されているのはパワーユニットが電気モーターで、人工知能が搭載されている感じのコンセプトカーが多かったですが、時代の風向きがそうなっているのは事実だと思うので、それはそれでいいのではないかと思います。
ただ、ちょっと極端に振れているというか「クルマの将来は全面的にコレ的なヤツに決まってます」という気配が強過ぎるような気がしたのと、造形的になんかこう本来自動車が持っているハズの楽しさとかカッコ良さを消しているような気がしました。
大気汚染を改善したいとか石油由来の燃料以外のエネルギーを模索したいというのは、もちろん大事な事だと思うのだけど、そのためにクルマが持っている美意識とか楽しさとかを捨てたり隠したりする必要はないっていうのかな。誰かが、それなりに大金を払って買うものには理詰めの正義以外にも大事な要素があるような気がします。多分その辺が電気モーターの自動車が普及していく上でも、やっぱり大事になってくるんじゃないですかね。
ホントになんとなくですけどそんな気がしました。