カルマンギア【今のVWを助けるのはコレの気がする】
先日、僕はフォルクスワーゲンのゴルフが結構好きだというコトをカミングアウトしましたが、とはいえ排ガスのインチキ問題で会社自体がピンチになっているのも確かなので、そんなVWを助ける方法ちょっと考えてみました。
まず、今や売り上げ規模で世界ナンバーワンの地位をとトヨタと競う程の企業になったVWは、高品質で抜かりのないクルマ作りが特色になっていたブランドですが、そういうトコが裏を返せば「面白みがない」とか「マジメすぎ」みたいな印象にも繋がっていて、そんな要素が「真面目そうなフリして排ガスをちょろまかすとかマジで信じられないし!」的な世間の反感をよりかき立てる事に繋がってるみたいなトコがあるような気がします。
確かにラインナップ的にも、それぞれいいクルマなんだけど、どこか地味というか事務的というか、分かりやすい訴求力みたいなものが弱い感じがあると思うので、ここはひとつクルマ好きがピンときて、世間にVWにも楽しそうな部分があるというところを示すプロダクトを出してはどうでしょう?
いや、もちろん大多数の世間は、そのくらいでは許してくれませんけど、一部の人たちでも「まぁまぁ、VWにもこういうクルマを作れるってことは、意外と我々クルマ好きの気持ちがわかる連中が、少しは中にいるのかもしれませんぞ」っていってもらえるようなクルマを投入するといいんじゃないかと、そういうことです。
そういう意味で手っ取り早いのは、例えば、このカルマンギアの新型かなと思うわけです。
今回の排ガスインチキ問題の中、あえてカブリオレで出すトコがミソで、「こういうオープンカーが気持ちよく走れるように我々は心を入れ替えてきれいな排ガス化に向けて全社一丸となって邁進しちゃいます!」っていうメッセージを盛り込むわけですね。
VWには便利なプラットフォーム技術があるので、それを使ってゴルフでもポロでも流用してFFベースの新型を仕立てればいいと思うわけです。
意外とビートルより人気が出る地域があったりするかもしれないし、何より「あ、VWにも遊び心が分かるヤツいたんだ」的な評価につながるかも知れませんよ。
いや、ホントにマジでマジで。