デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

なぜか時々見掛ける人【僕は“ヤン爺”って呼んでいる】

高速道路のパーキングエリアとか観光地限定なのだけど近頃、年齢でいうと70歳超の感じのヤンキーを目撃するような気がします。

大体、観光バスか貸し切りのマイクロバスで現れて、大きな声で何かしゃべって土産物かなんか物色しだすので結構ぼんやりしている僕でも気づくわけだけど、このタイプは以前僕描いた人と違って色々な人が一定数存在するんだと思います。

だって混んでいる高速道路のPAには7~8人同時に居たりするんだもん。

で、まぁ列に並ばなかったり、お店の人にイチャモンつけたり、ゴミをちらかしたりみたいな行儀の悪さはあったりするようで、あんまり評判はよくない種族になっている模様だけど、ぼく的にはとりあえずお元気で何よりって事にしておきたいと思います。

でも、年を取ったら取ったなりの「愛され力」を示してくれた方が後進へのメッセージににはなるような気はするんですけどね。

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DUCATI 750SS【“ナマイキいってすいませんでした!”ってなる】

僕は音楽でも乗り物でも基本的に最新型が好きなのだけど、古いヤツの中に時々「こりゃやっぱりスゲーな」と思うのがあります。

このドゥカティの750はそんな一台で、ホンモノを見るとホントにカッコ良くて「うわー、ナマイキいってすいませんでした!パイセン!」って感じになります。ホントになります。

1970年代のドゥカティのプライドとかやる気とか美意識をまとめてブッこんだ、文字通り当時のスーパースポーツモデルで、この手のバイクって次々と世界中のライバルが新型を投入して来るから、性能的に負けてくると「単に古くなる」だけで時代から消えていく機種も少なくないのだけど、時々こういう風にビンテージ化していくモデルがあるんですね。

性能を売りにしていたモデルがライバルに性能で劣ってきたとしても存在感を放つことができて、更にクラシックとかビンテージとかになっていけるっていうのは、その後の時代の人々の意識にもしっかりと刺さる要素を持っていて、かつ敬意を持って見てもらえる何かがあるんだと思うわけです。

で、その何かっていうのは多分「カッコ良さ」とか「美しさ」みたいな視覚的な要素が結構な部分を占めるような気がするわけだけど、そういう要素って時代によってストライクゾーンが変わっちゃうので、それでも残るモノってやっぱり普遍的な美意識を発明したか、または変化し続ける人々の意識にたまたまマッチしたかのどちらかだと思うのだけど、そういうのっていずれにしてもマーケティングとかデータ解析とかでは見つからないヤツだと思うわけなんです。

だって、50年後にビンテージ化して新車価格よりずっと高く取引されているかどうかとか、今の当事者全員にとって全然必要ない指標だし予測スパンが長過ぎるもん。

でも、そんな風に残るモノには作った人達の矜持が色濃くコーティングされてるような気もするわけです。

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桐谷美玲のビジュアル的解釈【描くのがムズかしい美人】

確かこの人は以前「世界一美しい顔」の日本人最上位(8位だったと思う)に選ばれた事があるので、そりゃもう美人なわけですね。

で、完全に僕の感覚値だけど同性の支持が高いんじゃないかなぁと思います。

キーワードにすると「若い」+「美人」+「知性」+「ナチュラル」+「びっくりするほど痩せている」みたいな感じじゃないかと思うのだけど、こういう要素って男の人が彼女にしたいっていうより、実は女の人が友達にしたい感じなんじゃないかなぁと、何となく思うわけです。

TVCFとかドラマとかキッチリと着々と売れているけど、そこに瞬間風速感みたいなのは感じないし、なんかこう特別に大事にされているような気配すらあるような気がするので、もしかすると業界内ファンみたいな人も多いのかもしれないですね。

ニュース番組のキャスター経験みたいなのが色々とプラスになっているのかもしれないけど、同じルートを辿っても、うまく行く人はそう多くないと思うので、多分この人は実力も相当高い感じの才女なんじゃないでしょうか。

なんかその辺にアイドル的にもてはやされずに着々と成長していく基盤があるような気がするかも。

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スバル XV【ツールとしての頼もしさ感が配合されている】

クルマとして「美しい」とか「カッコいい」とかとは違う部分で好ましい機種が時々あるのだけど、このスバルXVはそんな一台だと思います。

これは要するにインプレッサの派生モデルになるのだと思うのだけど、そのインプレッサよりたくさん見掛けるような気がするので多分スバルのラインナップの中でも人気モデルなんでしょうね。

僕は特にリアビューが好きで、見掛けるたびに月面とか走りそうな力強さみたいなのを感じます。

でも、サイズ的にも取り回しが良さそうだし、買い物とか遊びとか色んな場面に馴染みのいいパッケージングだと思うので、意外とキチンと商品企画をしたクルマなんだと思います。

あ、あと、色んなメーカーが出す派生モデルとか特別仕様とかは車高を低くする傾向が強いのに、コレはその逆なトコが面白いというか、時代とか人々のマインドの捉え方が鋭いような気がします。

今後はハイブリッドはともかく、2リッターのNAのパワーユニットは古くなっているので、次のフルモデルチェンジの時に今風の小排気量+ターボ(僕のイメージでは1.2~1.4リッターの水平対向エンジン+ターボ)とかを搭載して展開していけたら更にグローバルな人気機種にもなれるんじゃないかな。

親会社のトヨタと一度じっくり相談してみるといいと思います。

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北川景子のビジュアル的解釈【女優として「もう大丈夫ゾーン」に入った】

視聴者のドラマ離れがささやかれて随分経つような気がするし、僕自身もほとんどドラマを見なないテレビ生活だったのだけど、最近またよくテレビドラマを観るようになってきました。だって面白いんだもん。

おそらく製作する人達も色々がんばって「作品づくり」っていうより「商品企画」的な展開をしているような気がするのだけど、気が付けば面白いテレビドラマが増えているような気がします。

 

で、そんな最近の面白いドラマの傾向として共通するのは「恋愛がストーリーの主軸じゃない」「物語設定がぶっ飛んでいる」「登場キャラクターのコントラストがハッキリしている」「脇役陣が固い」「主演がこれまでのイメージと違う役柄」みたいなのがあるような気がしているのだけど、そういうのって以前は23時台とかのドラマのスタイルだったでしょ?それが今やメインストリームの一角になって来ているなら、もしかしたら制作側が視聴者や演者の事をより信用するようになったのかもしれませんね。

多分それが現代的な商品企画のアプローチにつながって来ているような気がします。

 

あ、それで今クールのドラマで一番気に入っているのは「家売るオンナ」なんですが、これはもう北川景子の当たり役というかハマリ役というか、とにかく他の女優さんでは成立しないくらいしっくりきていると思います。

ものすごい美人なのに、表情が少ない感じの印象があったかも知れないけど、それがむしろ今回の役柄に正にピッタリだし、逆にこのドラマの演技をを通して彼女の微妙な表情の違いを解読できるようになったような気すらします。

もしかしたら、このドラマによって女優としての「もう大丈夫ゾーン」に入ったのかのかもしれません。

つうか「もう大丈夫ゾーン」って何だ?

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