このクルマは昔から好きで、いつかいっぺんちゃんと買って乗りたいと思ってるんです。
これは、そのシリーズの最新型で、街でも見掛けるようになってきましたね。
今回は、サイズが小さくなったり、重量が軽くなったり、排気量も小さくなったりと、なかなか大きな変化でしたが、そのどれもが「ロードスター」の進化として、世の中が(またはロードスターファンが)望む方向だったんじゃないかと思います。
僕もなかなかいいと思う一方でスタイリング的に、どこか腑に落ちないというかピンと来ないところがあるような気がするんですね。
こういう小さなオープンカーって、シリアスなスポーツカーと違って「威圧」みたいな性能表現より「ハッピーな気配」なんかがポイントのような気がするんだけど、歴代のロードスターに比べてそこが少ないんじゃないかと思うわけなんです。
全体のフォルムとかサイズ感なんか、とてもいいと思うのだけど、所々に他者を威嚇するような造形が強めに出てるような気がするんですね。
もちろん、スポーツカーだから「おれ結構やるよ」というメッセージはあるべきなんだけど、それが強すぎるような気がするっていうんでしょうか。
しかめっ面して蹴散らすようなクルマではなくて、楽しそうに気持ちよく走るのがロードスターの個性なんじゃないかなぁ、みたいにちょっと思うんですね。
要はもう少し「かわいげ」があってもよかったんじゃないかと、そんな風に思うわけです。
そのあたりが、このクルマの発表以来、判断に困ってるポイントなんです。