この間、季節外れの寒気のせいでキュっと寒い日に外であれこれ活動していたら、にわか雨に遭いまして、すっかりずぶ濡れになったんですが、この人の新曲「HOLIDAYS」を口笛で吹いたら寒くて冷たい中でも何だかハッピーになりました。
思えばこの人の楽曲はそういうハッピーなのが多くて日本の女性シンガーとしては中々めずらしいタイプのような気がします。いや、なんかこう「別れ」とか「さみしさ」とか「悲しみ」とか「情念」とかを歌う人が日本には昔から多いかなと思ったもんですから。
その点、この人の場合は楽曲や自身の存在感が世の中のハッピーに繋がっている感じで、見たり聴いたりするとなんだか幸せになるような気がします。
時々思うのだけど、世の中のリーダーって政治とか経済の得意なおじさんが、しかめっ面して担当している場合が多い気がするわけですがホントは周りをハッピーにする人こそ、そういう役割にふさわしいのではないかと思うんです。
世の中って「ああいう人になりたいなぁ」と思える人がリードして導いてくれるのが筋だというか、要はドナルド・トランプばっかりの星と、木村カエラばかりの星なら普通はみんな後者に住みたいと思うんじゃないかなぁと思うんですね。
つまり「今の局面の損得みたいなことを主張する」ような瞬間芸的な感じじゃなくて「みんながみんなを幸せにしたらいい」という普遍的な「ありたき姿」を描くには音楽の力はまだまだ有効なんだなと示してくれているようで、そこが僕には清々しいんじゃないかなぁと思っているわけです。
お、なんか今日はいいこといったような気がするぞ。
※この原画はプレゼント済みです。