いやもう、この人は今、NHKの朝ドラ『ひよっこ』のお母さん役で正に国民の涙腺の蛇口を開けたり閉めたりしている感じじゃないでしょうか。
元々、品のいい美人なのでこれまでの役柄では、都会的でお金持ちだったり気が強かったりみたいな役が多かったイメージだから、今回の茨城の農家のお母さん役っていうのは驚きましたよ。なんていうかこう「クール」なトコを受け持ち領域にしているような気がしていたので。
特に、今回の役はとても難しい役だと思うというか、基本的にとても優しくて実直なお母さんなのだけど、色々大変な事が巻き起きて、そんな局面で「悲しさと強さ」とか「弱さと責任感」みたいな、正反対とはまた違った少し捻った要素を茨城弁できっぱりと表現しなければいけないトコをバシっとやり切っていると思います。
というわけで、こんなに表情豊かで上手な女優さんだったのかと、あらためて感心しているわけですが、そういう人って僕以外にもたくさんいるんじゃないでしょうか。