デザイン観測

デザインもの(乗り物関係が多くなるのかなぁ)について書いたり描いたりして自分なりに理解していく備忘録的な感じです。絵は15分以内で描くのをゆるいルールにしてます。あ、面白ハンコ屋さんの中の人です。http://www.hankopla.net

新年のごあいさつ【去年のバイクオブザイヤーも兼ねて】

毎年描き初めはバイクにしていますが、今年は「丑年」にちなんだ機種に描きたくなるのが思いつかなかったので、僕が選ぶ2020年バイクオブザイヤーにしてみました。

機種選定については全僕が満場一致でこのホンダ CT125 ハンターカブに投票したので、全然迷わなかったし、そもそも僕は人生最後のバイクはハンターカブCT110にする宣言をしていたので、その新型が発売された昨年は色めき立ちました。

なんかこう、今のホンダにはハンターカブの新型なんか作れないんだろうなぁと思っていたので、それをキチンとアップグレードして登場させてきたことに、とても感心しましたよ。

 

そういうわけで、僕の人生最後のバイクはこの新しい方のハンターカブにしたいと思っています。

あ、でも、まだ当分先の予定なのでそれまで、ちゃんと作り続けられるホンダでいてくれるよう、よろしくお願いしますね。

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二宮和也のビジュアル的な解釈【目減りしない少年性】

この人をしっかり認識したのは映画「硫黄島からの手紙」からだったと思うのだけど、ものすごくハマっていてとても驚いたのを覚えています。

ハリウッド映画の、しかもクリント•イーストウッドが監督する映画には事務所のチカラとかソンタクとか通用しなさそうなので、多分きちんとオーディションを受けて起用されたんだろうなぁとは思ったのだけれど、正にこの人のための役だと僕も思いました。

そんな流れで、この人については演技者としての印象が強いわけですが、バラエティ番組で見掛けるこの人もとても良くて「ニノさん」とかで楽しそうにしている感じには求心力があるなぁといつも思います。

なんかこう、この人には目減りしない「少年性」みたいなのがあって、そういう特性をファンの人はキャッチしているんじゃないかなとか思うというか「この人が楽しそうなトコを見たい」的な感覚を引き出すチカラがあるっていうんでしょうか。そういう下地があるからこそ切ない役とかの深みみたいなのを感じさせるような気がします。

あ、だから僕はこの人は幕末を舞台にした時代劇とかも相当いけるんじゃないかと思うんだけど、どうですかね?大河ドラマとかで。

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かまいたちのビジュアル的な解釈【狂気と狂気】

漫才もコントもこなすこの人たちは、むしろ「かまいたち」というジャンルを作っている気がします。

これはもう自分たちの外見とか印象を、ものすごく上手に活用するチカラというか客観的に推し量れるセンスというか、そういうものをしっかりと持っている強みだと思うんですね。

ネタの際に特に左側の山内さんから滲み出る得体の知れなさは一種独特で、ある種の怖さとか緊張感とかを面白さのスパイスとして機能させていると思う一方、右側の濱家さんも実は相当な得体の知れなさを持っているところがポイントなんじゃないかと思うんですね。なんかこう二人の持つオリジナルな狂気がお互いに強弱をつけて噛み合っているっていうんでしょうか。

要は「おもしろさ=滑稽」っていうだけじゃなく、そこに偏執的な奇妙さとか不気味さとかのエッセンスを混入することで、この人たち独自の笑いの世界観を作り上げられる感じだなぁと思います。

多くの場合、笑いのネタって「狂気と正気」の組み合わせで構成してあるのが基本だと思うのだけれど、このコンビの場合はどちらがボケでもツッコミでも全体的に狂気がじわじわ染み出しているっていうんですかね、そのさじ加減が絶妙な気がするっていうんでしょうか。

そんな独特感からか、ネタ以外のバラエティ番組でのハマり具合に少し時間が掛かったのかも知れないけれど、いまや現場でのトークでもキチンとポジションを獲得しているのが立派というか、徐々に周りを自分たちの間合いに引き込む底力があるのだなぁと思っています。

あ、あと関係ないのだけど山内さんは、僕の小学校時代の仲良しにすごく似ています。いや、ホントに。

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芦田愛菜のビジュアル的な解釈【日本で一番ちゃんとした人】

この人は、もう子役出身とかっていう段階をすっかり超越してるってことでいいんじゃないでしょうか。

多分、最初に観たのはドラマ『Mother』で物凄い好演していた頃だと思うのだけど、当時の(今もその気配が残っているけど)子役って子供っていうより大人を小さくした感じの人が多かった気がする一方、この人は圧倒的な子供感を発揮していて、しかもそれが演技の稚拙さにつながらない自肩の強さみたいなのを強烈に感じました。

あと、この人のポテンシャルで感銘を受けたのは番組で嵐とババ抜きをしていた時で、会話や受け答えやババ抜きそのものの取り組み方がタレントとか子役としてじゃなくて普通の子供としてキチンとしていて、且つものすごく可愛い感じで「そりゃ売れるに決まっている」と思いました。

ただ、この「子役出身」ってなかなか振りほどけない足枷でもあって、成長と共に取り扱いに手を焼く設定になっちゃう場面もたくさんあるというか、そういうので調子を崩しちゃう前例もたくさんあったと思うのだけど、ものすごくスムーズに「芦田愛菜5歳」から「芦田愛菜16歳」に移行できている気がします。

あ、それとせっかく高校生になったのにそれをフィーチャーする気配も全然ないのがすごいなぁと思うんですね、いやこの年齢の活動方針として女子高生って結構な価値トッピングというか、大書きしたい特性だっりする人も多いと思うのだけど、そういうのを活用する気配も全然なくて、あくまで芦田愛菜という個人として存在しているでしょ。そういうトコがこの人の特別感なんじゃないかなと思っています。

あと、何より話しぶりとか振る舞いの品の良さというか、そういう「ちゃんとした感」は相当な大人も含めても日本でトップクラスの存在になっているような気がします。

もし、会うことがあっても僕はタメ口を使えない自信がありますよ。

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ルノー•4(キャトル)【正にフランス車らしいクルマ/包装紙に描いてみる•その1】

しばらく、ここに乗り物を描いていなかったのを思い出したら、なんだかそわそわしてきたので慌ててクルマを描いてみました。

これは、以前はけっこう街で見掛けたのに、最近はほとんど見掛けなくなっちゃった気がするのだけど、実用的で洒落ていて正にフランス車らしいクルマだと思います。

30年以上作られていたヒット作で、サイズ的にもカタチ的にも、とても理にかなった大衆車だと思うし、こういう優しそうな気配のクルマって大事っつうか街に必要だと思うわけです。

あ、あと乗り物を描きたくなった理由のもう一つは、何が包まれていたのか忘れちゃったのだけど妙にいい感じの包装紙が出てきて、これに絵を描いたら、ちょっと変わった風合いになるんじゃないかとピンときて試してみたかったわけなんですが、風合いはともかくなかなか描きやすくて気に入りました。

でも、元が包装紙なので、紙の名前はわからないし、手持ち分も切れっ端がちょっとあるだけなのでレギュラー化はムリなのだけど、紙が変わるだけで新鮮な感覚があるもんなんだなぁと発見しました。

で結局、何がいいたいかというと、こういうクルマがたくさん走っている世界はアオリ運転とかがグッと少ないんじゃないかと思うんですよ。

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